我が家にも光が・・・ [本屋建築]
前回記述したように、我が家にもやっと光通信の道がつながった。
二セコは何年か前に町がアンヌプリスキー場のペンション街だけ光ネットを整備していたが、その後数年前町の大半の地域がNTTによって整備された。
つながっていなかったのは、我が家のある地域のいくつかの村だけだった。
いわゆるニセコの辺境の地で光から見捨てられた地域だった。
現町長の選挙運動時に候補として我が家に来たとき切実に訴えたところ、翌年に国の補助により町が残りの地域を整備してくれることになった。
町長には公約を守ってくれたことにすごく感謝している。
今まではADSLとは名ばかりでスピードが遅くせいぜい200Kくらい。
動画なるものは見られず写真も上から少しずつ表示する始末で、ソフトのDLも通常で何十分、ひどいと2時間くらいかかったこともある。
やっとあの煩わしさから開放された。
工事は本当は昨年末に配線の引き込みだけでもしたいとの業者の希望だったので現地を見てもらったら、引き込みのための電柱がないからだめだとのこと。
そう、そのとき本家にはまだ電気が来ていなかった。
あわてて電気業者に電気の引き込みを依頼したが、すぐにできる訳もなく年明けにやっと電気が付いた。
その後雪が多いのですぐには工事できず3がと10日に光配線をしてもらえることになった。
その2日前に工事担当者が我が家を下見しに来たが、現場を見て悩んでいた。
確認したところこういう建築途中の家に配線するのは初めてだとのこと。
そう、既存の建物か新築でほぼ完成しており配管がされたような家ならいいが、これからまだまだ建築工事が行われる建物に配線するのは無理で、できたとしてもその後の光ケーブルの切断等不具合については責任持てないと言われた。
そこで引き込む場所の外壁の仕上げと外から設置場所までの配管を、2日後までに完了するので何とか工事を予定どおりして欲しいと必死にお願いしたところ、3月10日に来てみてできそうなら行うということになった。
何とか前進したがここからが大変であった。
猶予期間は翌日1日のみ。しかも昼は仕事のある日。
材料も調達しなくてはならず、約束はしたものの不安になる。
翌日、配管のための電気工事に使われるパイプを買いに行くがDIYセンターや電気屋に行っても無かった。電気工事をしているところならあったかもしれないがもう時間が無い。
再度DIYセンターに行き代用品を探したところ、電話やLANケーブルを床に這わすときに保護するために使うモールを見つける。しかも木目調だ。これで何とかなるだろう。
帰ってまず外壁の仕上げ材を貼る。
これは外部から線を通す箇所だけなので、1㎡分くらい貼ったらOKだ。
次はそこに線を通す穴を開けパイプを差込完成。
後はモールを取り付けるだけ。
ところが途中工事ができていない箇所に気づき愕然とする。
早いうちにしておけばよかったのに、面倒なのでほおっておいた火打ちが付けられていなかった。
この取り付け位置の上にモールをどうしても付けなくてはならず、急いで火打ちを作り取り付ける。
後は屋根裏から真下に柱に沿って1階まで付けるだけ。
と、またまたここで難問が。
2階の床は貼ってあるのでよいが、1階の天井はまだできていない。
下手な所を通すと天井工事に邪魔になる。
弱った。
無茶苦茶だが梁に斜めに2箇所ほど穴を開け、天井工事と間仕切壁の工事の邪魔にならないよう通した。(まあ、天井と2階の床の間なので天井工事が完了したら見えなくなるからいいだろう。)
やっとモデムの取り付け位置までモールが付けられ、その先にスイッチボックスを固定した。
やった~。
後は明日光ケーブルの工事担当者がこれでOKをしてくれたら、工事にかかってもらえる。
喜びの後、気づくと時計は12時前をさしていた。
夕方5時から7時間近く、休憩も取らず飯も忘れ一心不乱に作業していた。
翌日、工事担当者にOKをもらった時は本当に嬉しかった。
配線工事は1時間ほどで終わり、これでいつでもネットが繋がりますよと言われ喜んだのもつかの間。
まだ住んでいないのに本家にネットをつないだら、今仮住まいしている小屋では見られないではないか。
何日か後に無線LANを手に入れて、今までどおり仮住まいの方でも見られるようにしたが、本屋との距離が30~40mくらい離れているので電波が弱く、時々つながらないときがある。
今までとあまり変わらないのでは?
でも動画は見られるようになった。
めでたしめでたし。
(PS.光ケーブルの配線工事ってボケ~ッと工事を眺めているだけでよいものだと思っていたが、こんな大変な目にあうとは。配線工事屋さんは配管やボックス付けはしてくれないのかなぁ?・・・)
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